また戻ってしまう

また戻ってしまう

気持ちがだいぶ落ち着くようになってきていて、
回復の方向に向かってきているなぁ
と自信を持っていろいろなことにチャレンジしていけるようになっていたところでした。

 

 

 

ずっと夢だったテーマパークのダンサーのオーディションに通過し、
現地でのダンス審査の日も朝が早かったので、
彼が一緒に泊まってくれて現地近くに宿泊してまで審査に望みました。

 

 

 

 

 

また戻ってしまう
目指していたテーマパークとは・・・これです

 

 

 

年齢的にも最後の挑戦だ!と気合を入れていましたが、
結果は。。。。。。 ×

 

 

 

そのために仕事を辞めて、踊りに真剣に取り組んできていたので
もう言葉にできない位にとても残念で、
自分の実力を認めてもらえなかった結果に、
ものすごく落ち込んでしまいました。

 

 

 

すっかり、また自分に自信を失くしていた時期。
通っているスタジオの舞台のリハーサルが再び始まり、
土日も一日中リハーサルになり、生活も慌しくなってきました。

 

 

 

失業手当の期間も終わり、
以前働いていたバーのアルバイトも復帰して、
また夜型の生活に戻ってしまっていました。
仕事の後に朝方まで飲みに行ったりもしてしまい、
お酒を飲まない日がない程でした。

 

 

 

せっかく回復に向かっていた体調も、もちろんまた悪い方向へと向かい、
厳しいリハーサルに向かう電車の中でも、
気持ちが潰されそうになってしまって、
まただんだんと混む電車を避け、遠出を避け、
途中下車をするようにもなってきてしまいました。

 

 

 

リハーサルでもうまく踊れない自分にまた自信を無くし、
自信なく踊っていることをまた注意されて落ち込み、、、の悪循環でした。

 

 

 

そんな時、人が踊っているのを見たら元気になるかもしれない!!と
ダンスのイベントに行く約束をし、友達と一緒に大江戸線に乗ることになりました。
地下鉄が苦手になっていた私はちょっと戸惑いましたが、
以前、体調が良くなってきてからは、一駅くらいは友達と乗っていたので、
「友達も一緒だし、挑戦してみよう!!」と決意し、
改札へ向かいました。

 

 

 

地下の改札へ向かってどんどん薄暗い階段を降りて行く内に、
だんだん地下鉄特有の臭いに気分が悪くなってきて、
それを意識すればする程、めまいがするようになってきました。

 

 

 

地下二階程の深さまでもぐった所で切符を買いましたが、
とても今から地下鉄に乗る気分ではなかったので、
一度トイレに行って気持ちを落ち着かせようと思ったのですが、
今度はトイレの密室具合でさらに気分が悪くなってしまい、
慌てて出てきて、改札前で待っていてくれた友達に、
「やっぱり今日は体調が良くないから、一緒に行けないかも。。。。」
と伝えました。

 

 

 

一緒に頑張ってみよう!と言われて、
電車がホームに来るまでなんとか気を確かに持とうとしましたが、
とにかく冷や汗がひどく、息も苦しくなってきていました。
電車がホームに来た時、目の前が真っ白になってきて、
頭の血が全部引いてしまったような感覚になって立っていられなくなり、
倒れてしまいました。

 

 

 

せっかくチケットも買って楽しみにしていたイベントでしたが、
その日は断念して謝って、その場はなんとか立ち上がり、
駅員さんに抱えられてトイレに連れていってもらい、
顔を洗って、息を吐きました。

 

 

 

洗面所の鏡の中の私は真っ白で血の気のない顔をしていて、
自分が情けなくなりながら、
一刻も早くこの地下から出たい!!!と思って、ふらふらしながら地上にのぼり、
しばらく休んでから泣く泣く帰宅しました。

 

 

 

もう、すっかり良くなってきていたと思っていたパニック障害も、
やはり波があって、きちんと自己管理をしていかないと
こんなふうに再発、辛い思いを繰り返してしまうんだなぁと実感しました。

 

 

 

 

 

<<催眠療法を続けて>>

 

 

 

催眠療法も3度目ほどになってきたカウンセリングの日。
kさんに、大江戸線でパニック障害が再発し倒れた話をしました。

 

 

 

最近の自分の生活や心境も振り返り、
身体も心も労わってあげていないのを
実感していることも伝えました。

 

 

 

するとkさんは、今日は整体にしましょう!と言って、
身体の調整をしてくれながら、
身体の緊張を解いて、気持ちが穏やかになるように誘導してくれました。

 

 

 

kさんが言うには、踊っているのに休めていないのもあり、
肩や背中などが、がちがちに緊張している とのことでした。
もともと胃腸が弱いのですが、
緊張によって内臓までも動きが悪くなっていたようで、
kさんにマッサージしてもらうとグルグルと腸が活動し始めました。

 

 

 

「言われなくてもわかっていると思うけど。。。」
と、身体を休めること、労わること、サボりがちだった自律訓練法を自宅でも行なうこと
などが、次の週までの宿題となりました。

 

 

 

翌週のカウンセリングで。
いよいよ特急電車に乗る練習をしました。

 

 

 

電車に緊張なく乗れた時の状況を思い出して、詳しく話しました。

 

 

友達や彼と一緒に乗った時
メールなどをしていた時
朝が早くなかった時
電車が空いていた時
笑顔で明るい人達が近くに乗っていた時
小さい子どもが近くに乗っていた時
電車の窓が開いていた時
車内の空調が快適だった時
本などに集中できた時
大好きな事をするために向かっている時
天気の良い日
座っている時

 

などなど。。。

 

 

 

挙げてみると、「気持ちの問題ではない」と言っていても、
やはり気持ちに由来していることも多いのが事実なんだなぁと
受け止めることができました。

 

 

 

結局、心臓がバクバクしてきても、
過呼吸までになったのは初めて発作が起きた時から2回だけです。
調子が良くないなぁ、、、
なんか不安だなぁ 怖いなぁ、、、
息苦しい感じがするなぁ、、、
と感じていても、実際は過呼吸にはなったりせず、
心臓のバクバクを感じて、
また来るかもしれない過呼吸を恐れてしまっているだけだったのです。

 

 

 

「ドキドキして苦しいと感じても、
息を吐いていなければ過呼吸にまでは到らないし、
もう以前のように自分を緊張に追い込むことはないから大丈夫!!
また過呼吸になってしまうのが怖いだけで、
今の症状はパニック発作ではなく予期不安なだけだから」
とkさんに励まされ、特急電車に乗る催眠が始まりました。

 

 

 

「ホームに特急電車が来ました。一駅だけ乗りますか?」
「扉が開いて、電車に乗り込みました」
「扉が閉まって、電車が出発しました」
「車内は空いていて、窓も開いています」
「ゆったりと座って、窓からの景色を眺めましょう」
「次の駅に着きますが、まだ乗っていて大丈夫ですか?」
「扉が開いて、少し人が乗ってきました」
「出発しました」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何駅分かを繰り返し、たくさん人が乗り込んでくる設定になりました。

 

 

 

今までの私は、その瞬間に緊張してしまい
「降りる〜っ!!」となっていましたが、
今回はそんな自分の弱さを、
せめて想像の練習の段階では克服したかったので、
いざとなったら降りる設定にしてもらおう!と思って、
続けて乗りました。

 

 

 

結局、終点まで降りたい!と強く思うこともなく
乗り続けることができました。

 

 

 

それが自分の自信となり、脳の記憶の中にも
「特急電車に乗っても怖いことは何もない!」
ということが記憶されたことによって、
実際に乗った時も、今までほどは不安を感じることもなく、
「もう一駅先まで挑戦してみよう!」とも思える程、前向きになれました。

 

 

 

特急電車に乗る時は、携帯電話を握り締め、
何か(急な不安とか)あった時には
すぐに彼や友達、家族と電話やメールができるように!
とお守り代わりにし、目的地に向かう途中にトンネルがある時は
「これからトンネル頑張ってくるね!」と直前に彼とメールをしたり、
と、周りで支えてくれている人達の力を借りながら甘えさせてもらいながら
少しづつ、挑戦して、慣れていきました。

 

 

 

「緊張した時は電車でも自律訓練法を試してみて下さい」とkさんに言われていたので、
手が重たく温かくなることに集中をして、
電車に乗っている ということを忘れてしまう程だったり、
緊張がほぐれて、気づいたら寝てしまうことすらありました(笑)
今までは電車に乗っていると緊張してぐったりしてしまっていたのに、
リラックスして寝れるなんてすごいっっ!!! と自分でも驚くほどでした。

 

 

 

そして、私が「地下鉄の臭いで気分が悪くなる」とkさんに話したところ、
香りに敏感なら、こんな方法もあるよ
とアロマオイルを紹介してくれました。
どんな香りが今の私にぴったりかを調べて調合してくれました。

 

 

 

 

また戻ってしまう
調合してくれたアロマオイルの写真です

 

 

 

カウンセリングの時もその香りで部屋を満たしてくれたので、
好きな香りでリラックスするだけでなく、
香りによって、脳が記憶を蘇らせてくれるようで、
その香りを嗅ぐと、リラックスしていた記憶を思い出して
その状況に近づけてくれるらしいのです!!!

 

 

 

それからというもの、kさんに調合してもらったアロマオイルが
私のお守り代わりになり、
不安になった時はいつもその香りを嗅ぐようになりました。
そうして再び、どんどん回復の方向へと向かっていきました。
リラックスできたことが良かったのだろうと思います。

 

 

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